家畜保健所より、平成26年3月27日に結果が送られてきた。
なんと原因は、線虫・・・え(?_?;・・・アイボメック倍量してたのに・・・。点滴もしたのに・・・。
今、考えれば、つまりは腰麻痺の神経症状で立てなくなり、首も曲がったのかなあ・・・とも思う。
腰麻痺だけなら、水状の下痢はありえないから、いろんな原因が重なったのかなあ~と推測できる。
線虫の卵は顕微鏡で数を数えるのだが、数え切れないので600以上の結果。
大腸菌もいっぱいーこれも数え切れない。
普通ならばそんなに増えないし、そんなこと(線虫や大腸菌)じゃ山羊は死なない。だってその辺にいっぱいだもの。
とりあえずは、法定伝染病、届け出伝染病出はないことが判明したのでよかった。
【( ̄^ ̄)疑惑の数々~~~】
☆エサの硝酸濃度3500ppm以上。←これはかなり★★★★★
悪魔の実験・・・一貫して一度もドクターにかかっていないのはナナ君でした。ヘイキューブをやめて、みんな下痢がおさまった頃、ナナ君にヘイキューブを250グラム/day、やってみました。(すんごくいっぱい~ほとんど一袋30キロ余ってるし~)結果、ナナ君下痢しちゃいました・・・(^0^;)ゴメン!・・・4日でやめました。すぐに治りました。
ナナ君、ホントにごめんね~<(_ _)>
☆ペレニアルライグラスのエンドファイト。←芝生なので100%含まれている。★★★(イタリアンではなかった。)
ペレニアルライグラスは芝生用なので、ロレトリムbなどの神経毒が含まれてる。わざとエンドファイトに感染させて害虫予防をしている訳で、農薬を使用せずに芝生ができるので環境には優しい。しかし、草食動物にも害になる事がある。
☆野生動物による線虫、コクシジウム、大腸菌等。(今まで4年間大丈夫だった・・・けれどねぇ・・・)★
この山は、イノシシをはじめ、野ウサギ、キツネ、タヌキ、テン、イタチ、アライグマ、ネズミ、リスetc・・・色々と住んでいる。元々、義父がシシヨケ(イノシシ除け)も目的に山羊さんを飼いだしたのです。
平成26年11月から、出産後・授乳中で特に栄養が必要な時期に、
不適切なエサで栄養失調→免疫力低下→線虫・大腸菌等増加
※ →ぶっ倒れる→神経症状→死亡
・・・ではないかと推測。とにかく倒れたらヤバいので、ぶっ倒れる ※ 前に、対策が必要!p(`Д´)q
【原因まとめ・・・思い出してみる。】
*H26/11/7 :2ヶ月♀・低体温症。
*近親虚弱?、線虫、コクシジウム、長期下痢(泥状)、後脚麻痺に始まり全身麻痺(腰麻痺?)。
*極度な痩せ、腹膜より白粒多数(線虫)。
*H26/12/16:3ヶ月♂・第一胃胃滞。
*近親虚弱?、線虫(腰麻痺?)、コクシジウム、長期下痢(泥状)、前脚麻痺より全身麻痺。
*極度な痩せ。家保にて脳解剖検査・異常なし。(スクレイピーではない。)
*H27/2/2:4歳♀・低カルシウム血症。
*線虫、長期下痢(ブドウ状)、突然起立不能より全身麻痺(腰麻痺?)。
*極度な痩せ。
*H27/3/8:5ヶ月♀・線虫症。(腰麻痺?)
*長期下痢(泥状)、コクシジウム、転倒ふらつき→起立不能→急死。
*極度な痩せ。肝臓標準より小。肺に鬱血20%。
*H27/3/9:5ヶ月♂・亜硝酸中毒、鼓腸症。
*突然死。線虫(腰麻痺?)、コクシジウム、転倒ふらつき。
*極度な痩せ、肝臓標準より小。肺に鬱血20%、腸内容物鮮やかな緑色。
*H27/3/13:2歳♀・線虫症、大腸菌症。(腰麻痺?)
*長期下痢(ブドウ状)、突然歩行不能→起立不能→首曲げ神経症状→安楽死。
*極度な痩せ、内臓異常なし。脳異常なし。腸内容物線虫卵600以上。大腸菌多数。
*1行目:死亡年月日:年齢雄雌・直接の死因
*2行目:症状
*3行目:検査・解剖所見
直接の死因は異なるが、共通して栄養失調=極度な痩せ→後ろ脚が前脚よりも細い!
逆Uの格好。(お腹が痛い格好だそうです。)
一つの原因では死なないようなことが、悪条件が重なったようだ。
エサの硝酸濃度が高いだけでは下痢のみ。
ペレニアルライグラスのエンドファイトもやめれば大丈夫。
線虫は倍量、2週置き投与で駆虫出来る。
コクシジウムや大腸菌は免疫力あれば問題ない。・・・など・・・
【手探りの対策!】
※①エサの硝酸濃度1000ppm/1kg に抑える。
食べるエサ全ての硝酸濃度測定。干し草購入業者の選択。
購入時期によっても変化するので、購入のたびに検査する。
※②女の子3人のスペースをかえた。
駐車場スペースで、平坦だが水はけはよさそうな場所。
何年かすると山羊さんの蹄で土が固くなり、また水はけの問題が出てくるので、次のスペースも考えておく。
※③パコマ(家畜保健所より)にて、徹底的に消毒。今までのスペースに石灰撒き。侵入禁止⛔に。
室内小屋もやめた。寒くても外のハウスがよいみたいだ。
・・・室内オガクズ飼育で線虫害が多いというデータがあった。原因は不明とあるが、なんとなくわかる気がする。堆肥化しやすそうで、掃除をしても微妙に残りそう。
・・・ 山羊は微生物で生きているため、消毒のしすぎはかえって死を招く。免疫力も低下する。そこの調整が微妙で難しい。ドクターも悩んでおられました。(人間も小なり同じだと思う。)抗生物質なんか食べたら死んじゃう訳だから、点滴でもここ一番の時にしか出来ないわけです。
回復してからは、えひめAI-2を10倍に薄めたものをスプレー。ばい菌いかにも多そうな臭いの時は、木酢を100倍にうすめたものをスプレーしています。
※④バイコックス全員投与
本来、子牛用であるが、竹ちゃんの糞よりコクシジウムのオーシスト(線虫の卵のような小さい丸◎)が沢山みられた。
アイボメックで線虫が死ぬと、コクシジウムが激増する場合があるというデータがあった。竹ちゃんには2回サルファ剤を飲ませたが、すぐにまた下痢をする。ドクターの指示により大人も子供も全員4ミリリットル一斉投与した。
※⑤濃厚資料を1日に1~2握り与えた。
全員痩せすぎで弱っているのと、硝酸濃度の調整のため、硝酸濃度が0に近い反芻動物用ペレットと圧ペントウモロコシ(デントコーン)を80~150/dayグラム与えた。
※⑥線虫対策に使っていたアイボメックトピカルをエプリネックストピカルに変更。
イベルメクチン製剤のアイボメックトピカルは、乳汁中に出てしまうこと、反復投与で副作用が出やすいために、乳汁出荷制限0日、肉出荷制限20日のエプリノメクチン製剤のエプリネックストピカルに変更した。連続投与でも副作用が少ない結果がでている。しかし、線虫が死んだ場所により鼓腸症になること、濃厚感染している場合に急死する事例があること、はアイボメックトピカルと同様である。そして、定期的に(15日置き)駆虫していても、腰麻痺になる可能性は避けられないそうだ。しかし、していないよりは軽症ですむそう~。
※⑦ドライシャンプーしました!
線虫は皮膚からも浸入するので、寒いし水嫌いだし、だけど、ドライシャンプーさり気なくしました。
竹ちゃんは振り向いて泡を見て「ギョッ(゚o゚)」っと音がしそうな程驚いていました。
茶々と飛鳥は暴れるので、ワンコちゃん用の拭き取りシートを使いました。今でもたまに、しています。
《ネットで色々なデータを乱読したため、出典明らかでなく失礼いたします。》
・・・こんな訳で、晴れて平成27年4月15日、竹ちゃん元気になりました。
なんと農大の知り合いの方が、この日、ブロッコリーの花束たあくさん届けてくださいました!
みんな全快、大喜びでした。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/(*ゝω・*)ノ
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